宮崎雅美28歳。広告代理店に勤める私は、始発出社の終電帰宅の毎日。時には終電すらも逃し、ファミレスで朝まで時間を潰して会社に戻る日もあるくらい。そろそろ人生に息切れを感じ始めた頃、叔母がお見合いを勧めてきた。
5年付き合った彼氏と別れた
ばかりの雅美は、勧められるがままお見合いをしてみるが、これまた最悪。腐る気持ちを映し出すかのように外は雨になり、駅のトイレで化粧直しをしているところで異世界に拉致された。
聖女としてこの国を助けて欲しいと頼まれたものの、施政者としての意識が全くない国王と貴族たちに怒り心頭。雅美は聖女としての力で悪政を正そうと立ち上がった…。
ちょっぴりエッチと、切ないけれどシビアな恋愛をコメディタッチで送ります。エロは初めてなのでお手柔らかにお願いします。エロシーン無告知で出ますが、16部あたりからチョロ出しします。
※本編終了済み。最終回がちょっと唐突に終わってしまったので、番外編として『行間に落ちた想い』をアップしています。ミミとムスターファが別れたあたりの補足分です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 18:00:00
258992文字
会話率:53%