錬金術師。
それは、命を扱う者のこと。
良薬、劇薬の生成など。新たな技術を用いて人々の暮らしに寄り添うものであること。
だが、生命と不老不死は神秘であり、
生き物を粗末に殺すことを禁忌とす。
−−−−−
「俺と子作りしようか……」
国内最高位の錬金術師であり、他国にも名を轟かせている『最高位錬金術師《アデプト》』の名を持つロイド。
難読な彼の文字が読めることで、ロイド専属書記として採用された、旅館で働いていた少女ミカエラ。
仕事は、ロイドの実験の記録をまとめることと、彼のペットであるヘビの世話。
旅館で代筆業を請け負っていたことと、幼いときから山で育っていたため動物にも抵抗感がないということで採用されたとはいえ、
ひたすら研究のみだがどこか優しいロイドとの日々は、ゆっくりなようであっという間に過ぎていく。
雪国の田舎から王都に出てきて緊張していたミカエラにとって最高の職場だった。
ある日実験が失敗し、彼が倒れるまではーー。
一日中まぐわうという、珍しいヘビの精子からホムンクルスを培養していたロイドが、ヘビの本能のままにミカエラを溺愛してきて…
これはヘビの本能で、彼に想いは無いの?
【無口な美形錬金術師】✕【一生懸命なまじめヒロイン】!
ヘビは、怖がると丸まるボールパイソンという種類です。
⭐︎印R18です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 00:19:07
117638文字
会話率:43%
幼い頃に獣人の国に異世界転移したサクラは、ヤドカリ族のアンセルに拾われ、血のつながらない兄妹として生活していた。食事はアンセル手ずから食べさせてもらい、夜は同じベッドで寝るうちに、日に日にアンセルに対する恋心が膨らんでいく。
サクラの十六歳
の誕生日を控えたある日、突然彼女はアンセルにディープキスをされ、そこからふたりの関係は変化する。
ヤドカリの交尾前ガードを参考にした、転移者の女の子を溺愛して一分一秒たりとも離そうとしないヤドカリ男子と、きょうだいという関係から卒業したい女の子の、公然セックス宣言のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 20:00:00
16852文字
会話率:39%
シュルツ領主クラウスは、ある日、五歳になる息子アルフレートからこんなことを言われる。
「おとうさま、ぼく、おかあさまがほしいんです」
そうして選ばれたのは、美味しいさくらんぼのタルト作りが得意なコルネリア。
クラウスが自分と結婚した理由を、
『給金のいらない子守が欲しかったから』と思った彼女は、日々、あることに励んでいたのだが――――。
男やもめ(仮)の無表情領主クラウスと、普通の村娘コルネリアとの、若干すれ違い気味の恋愛未満風結婚生活。
※公式企画【姫初め2015】参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-20 01:52:29
21408文字
会話率:25%