赤レンガ製のかまどは、恋人である太割りの松の薪と連日爛れた行為を重ねていたが、薪の冷たさと乱暴さに心を痛めていた。薪との関係に思い悩み涙を流すかまどに、昔馴染みである火バサミが「俺を選べ」と想いを告げてくる。しかしかまどは、自らの穢れたから
だを恥じ、火バサミの申し出を断ってしまう。ショックを受けた火バサミは、かまどを籠絡するために禁断の媚薬(固形燃料)に手を出してしまい……。薪攻め×かまど→火バサミ攻め×かまどハッピーエンド。受けが乱暴にされる描写があります。誰も人型にはなりません。何でも楽しめる方向けです。
てんつぶさん主催「無機物BLアンソロジー」への寄稿作です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 16:46:54
7184文字
会話率:55%