佐原つむぎ、28歳。ある日突然異世界に転移した彼女に言い渡されたスキルは、「そばにいる者の時間を約400倍早める」=「そばにいると1日で1年分歳をとる」スキル。実質周りの寿命を縮めるとして町外れに追いやられるも、強かにスローライフを楽しんで
いた彼女のもとに、これまた突然の来訪者があった。
「彼は国1番の魔道士、アルベルト。魔物の呪いで少年になってしまった彼を、元の年齢に戻るまで預かってほしい」
博物館の学芸員であり研究職であった彼女は、自分のスキルについて知る良い機会だと、その依頼をふたつ返事で受け入れる。
けれどアルベルトは、どうやら身体だけではなく記憶や精神まで少年に戻っているらしく……え、これもしかして、精通とかもわたしが面倒見る感じですか?
研究ジャンキーの彼女と、どこか違和感のある少年魔道士の、2週間の物語。
※ド変態ヒーロー×流され主人公。ざまあ展開なし。R18は成人してから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 23:01:57
97816文字
会話率:48%