稚児であった柚果は現世(うつしよ、人間の世界)を離れ、鴉天狗の世界へ移住する事を決断した。
鴉天狗の長である迦楼羅の伴侶となるには三つの儀式を受けなければならないのだが、その三つめが恐ろしく恥ずかしい儀式。それは証人に同衾を目視で確認しても
らう事。ああこんな恥ずかしい事したくない。しかも証人は柚果を毛嫌いしている(?)黒丸。だけど儀式を完了させないと伴侶として迎えて貰えない。これはやるしかないのだが――。
沈み鳥居の鬼のスピンオフ番外編ー迦楼羅と柚果のエロBL。本当にただのエロです。
(*)はR18の性描写がおもむろに出てくるのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 04:01:04
14943文字
会話率:52%
神鬼と人がまだ同じ世界にいた頃の物語。
叡智と音の神であり、また戦闘神としても崇められていた弁財天神に仕える童子が十六人いた。
その中でも生命童子のみ抜きんでた力を持ち、神からの寵愛を受け、周りの童子達からやっかまれる。
童子達は悪さをす
る鬼達を退治するのが生業だったが、ある日弁財天神に関する悪い噂が立ち始める。人々は信仰をやめ、弁財天神の存在自体が危ぶまれ出したが、鬼達は影を潜め、人を助けていた童子達は無用の長物として追いやられることになる。神が力を喪うと仕える童子達までも超力を失うが、生命童子だけはその力を失わない。
力を持つ生命童子は追いやられた仲間を探すが人々に疎まれて皆いなくなってしまった。
人々は鬼の出ぬようになった世界にうつつを抜かしていたが、鬼は再び現れる。守ってくれる童子は生命童子と力を失った愛敬童子の二人のみ。鬼と戦う童子達だったが、その鬼の正体が実は…。
実在する「沈み鳥居」にインスパイアされて書いた昔々の物語。
あなたはこの結末を受け入れる事が出来ますか。
尚、この物語はフィクションであり実在する人物や団体、宗教等一切関係ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 20:46:30
185339文字
会話率:54%