高校一年の双子の姉弟、先崎奈枝(さきざきなえ)と深森(みもり)は、同い年で小学生の時からの幼馴染み、岳床新樹(たけとこあらき)の事が好きだった。しかし深森は自分が男である事、奈枝はそんな弟に気を遣っているのと、振られるのが怖くて言い出せな
いでいた。
十二月のある日、奈枝が図書館で勉強をしていると、不意に聞こえてきた話に興味を持つ。通常ならありえない事だがどこか本当の様に思え、それを利用すれば、三人がこれからも仲良くしているかもしれないと考え、実行へと移すことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-19 20:44:34
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