今時勇者の家系であるってさあ、頭のネジが何本か外れてるんじゃないかってマジで思う。
21世紀の法治国家で平和な世の中に勇者が一体なんの役に立つって言うんだよ?
しかも勇者になるためには童貞を守らなければならないなんて、全く以て意味不明だ。
健康男子高校生なら三日で逃げ出す時代錯誤な家訓とちょっぴり苦痛だけど美味しい修行。
ご褒美には性欲処理をしてくれるクラスメイトメイド。
はい今、羨ましいなって思った奴、すぐに連絡をして欲しい。いつでも代わってやるからな。
それでも謎の外人痴女から操を守り、家訓を守って清く正しく生きていくのは、ひとえにその先に待っている酒池肉林ハーレム生活の為だ。ぶら下げられた人参だってわかっていても男子としては夢見てしまう。
そんな俺の夢への華麗なステップは病弱な姉の存在で、少しずつ歯車が狂うようにずれていく。
――ちょっと頭がアレな人たちとのずれた世界で繰り広げられる姉とイチャラブ半分ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 23:59:41
52342文字
会話率:26%
没落したαの名家。再興するためなら手段を選ばない、そんな狂った家に生まれた兄弟に与えられた試練は、、、。「見えないところにそれはある」のスピンオフです。登場人物たちの名前は出てきません。「見えないところに〜」をお読みいただいた後の方がよいか
と思います。あまりにもあんまりな話なので、独立した短編にしました。
※オメガバースの世界をお借りしています。エロはありません。かなり暗いお話です。男性妊娠、出産の表現があります。苦手な方は回避してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 00:00:00
5902文字
会話率:4%