<映画シナリオ> (ロマンポルノをイメージして創作)
藤村桃子は三十四歳のバツイチの派遣社員。ある会社の仕事を終わる日に、その会社のさえない男性社員、安田の筆おろしをしてあげることになる。涙を流して喜ぶ安田を見て、桃子はセックスに困ってい
る人のために「セックスボランティア」を決意する。
一年後、桃子は仕事も変え、密かに自分のマンションをボランティアの事務所として活動していた。女性では桃子の他に妹分のエミ、男性ではなんとあの安田がボランティアのメンバーとして活躍していた。桃子は男性の不足を解消する為に元の夫の進藤もボランティアとして巻き込む。進藤が最初のボランティアとして相手をしたのが、女盛りの人妻珠代。珠代主導の濃厚なセックスに進藤はタジタジとなってしまう。
口コミで伝わっていくボランティア活動だが、ヤクザな中年男が売春宿のつもりで現れ、桃子に襲いかかるなどいろいろなリスクがあることがわかり、桃子はボランティアの研修を行うことにする。
研修には桃子の知り合いの女性心理学者令子とシニアの産婦人科医青山を講師として招くが、令子の話は大学の講義調で堅苦しく退屈、青山の話はコンドームの装着練習からあらぬ方向に逸れ、最後はボランティア、講師全員入り乱れての乱交の場と化してしまう。
桃子はこんなボランティアを続けていく意義に迷いを抱くが、そんな中、車椅子の青年森田のフォローをその姉から依頼され、研修の成果を生かしてエミが相手をすることになる。桃子は姉の栄子にもボランティアが必要と見てとり、急遽、安田にフォローを依頼する。満足して帰って行く森田姉弟を見送った桃子は、セックスボランティアの使命に自信を取り戻すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 18:00:00
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会話率:62%