高校二年生に進級した高上鏡矢《たかがみきょうや》は童貞だった。
人一倍セックスに憧れ、彼女を作りたいと望んでいる彼は、今年も恋愛祈願のため近所の神社を訪れる。しかしそこで出会ったのは、女性ではなく蛇だった。
境内の裏手で干乾びかけていた蛇を
見つけた鏡矢は、気まぐれから助けてやることにする。
するとその夜、蛇が夢に現れた。
女の子の姿をして夢に出てきた蛇は自らを神だと名乗り、鏡矢のモテたい願望を叶えてくれるという。
かくして、左薬指で相手の鼻に触れるだけで、相手を虜にする能力を得た高上鏡矢。彼を待ち受けるのは、望み通りのハーレムなのか、それとも……。
※一部、洪水や水害等の、津波を連想させる描写があるかもしれません。お気をつけください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-07 21:40:13
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会話率:34%