辺境の山間で牧羊生活を送るブロウムは38歳。共に住む家族もなく結婚ももちろんしていない。あるとき、都に住む本家の大伯母がひとりの娘を連れてやって来る。その娘は、ブロウムが少年時代に淡い想いを抱いていた女性の一人娘だった。大伯母は、ブロウムが
聖獣へと解放される〝時〟を迎えるために必要な娘なのだと言うが……。
ととりとわさま主催「悶えるおっさん企画」参加作品です。
2016/6/25 加筆修正版upしました。完成版となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 22:03:27
24428文字
会話率:28%