わたしの興味を引いたのはひどく儚げな表情をした女の子。覇気もなく、やる気もなさそうで、放っておいたら自殺くらいやりかねないくらい、瞳がどんよりしていた。ほっそりした身体は病的で、風が吹いたら飛ばされるのではないかと本気で心配したくなる程だ。
そんな千尋に近づいたのは興味本位だった。それが、こんなにはまるとは――。女性同士の恋愛もどきを描いています。友人だった二人がだんだん関係を変化させていきます。読む前に前書きで注意事項を必ずお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-07 22:00:00
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会話率:61%