葛籠(つづら)彩音は何かに追われていた。それは、ひたり、ひたりと彼女の後をつけてくる。
あんなこと、するんじゃなかった。きっと返ってきたのだ。
逃げれども、逃げれどもーーーー追う音は遠ざかる気配がない。
逃げなければ、と焦るほど、上手く
逃げられず……彩音はそれ、に追いつかれてしまう。そして確かな死を意識した時、美しい少女が現れた。
闇夜でもわかるほどの透けるようなプラチナブロンド。
「あーあーあー……死体が増えるのは困るんだよなぁ」
美しい少女は悪辣に微笑む。少女は死神か、それともーーーー?
元傭兵の青年×見た目は美少女でも中身は性悪女王様な男の子(年齢不詳)が繰り広げる、BLホラーファンタジーです。
正義の味方ではありません。主人公の性格は悪辣で性悪です。
ホラーファンタジーなのでグロい部分も今後出てきます。苦手な方はご注意ください。
☆ツギクル・カクヨムにも同じ話を投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 07:00:00
62966文字
会話率:53%