橘たまきに手を出すな。この街で平穏無事に生きていたいなら。
それがこの街の絶対的なルール。
それは橘の家が特殊な血筋で家業がちょっと訳ありだからではなく、たまきには主人であるたまきのいうことさえ聞かない、五人の「犬」と呼ばれる狂った使用人が
仕えているから。しかしある日、この街のルールをよく理解していない(する気もない)転校生の女の子がたまきをいじめようといい出して、たまきは焦る。なぜなら「犬」たちはたまきに手を出した人間に容赦はしないから。そうなるとますますたまきのいうことなんて聞かないので、なんとか隠し通そうとするのだが、結局ばれて「犬」たちが高校に乗り込んできてしまう話。
◎心底愛してはいるものの、いうことは聞かない美貌の狂犬従者×飼い犬に振り回される、特殊な血筋ののんびり坊ちゃん
*従者は5人ですが、そのうち恋愛関係になるのは1人だけです(恋愛感情があるのも1人だけ。愛は全員重いです)。*微ファンタジーなレトロっぽい現代設定*いじめ、残酷な描写が少しあります。苦手な方はお気をつけ下さい*R18展開は最後の方に本当にほんの少し*ウン年振りの投稿なのですべてを大目に見て下さると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 17:31:11
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会話率:44%