ブラコンな兄に甘やかされて、自尊心高く成長してしまった俺、葛城 旬(13)は、自分が世界一可愛いΩなのだと信じ切っていた初等部1年の時、誕生日でもあるバレンタインデーにとあるαに告白した。
「大きくなったら番って欲しい」と。
…結果は惨敗
。
「フェロモンが好みじゃ無い」と言われ、年寄り臭くて有り得ないとバカにされ、仲間内で笑い者にまでされた俺は、バレンタインも、誕生日も、自分の事も好きじゃ無くなった。
今年もまた嫌いな日がやって来る───黒歴史を思い出して憂鬱な俺がバレンタインデー前日にコンビニで出会ったのは、こんな俺のフェロモンを気に入ったと言う変なα。
俺の事を「世界一甘くて美味いフェロモンを放つΩにしてやる」と言う『小豆さん』に、Ωの俺はただ“歓び”しか感じられなくなってしまって────
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※バレンタインネタなのに全然間に合ってない上に、タイトルからもお分かりの様に『和モノ』で、チョコレート要素は一切無いです…すみません。
本編3話+オマケ1話の全4話。
忙しくて連日更新が難しいので一気に全話投稿します。
※♡喘ぎだらけです。甘味プレイも(言葉責め的なプレイで、実際に食べ物を使ったプレイでは無いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 21:33:32
30874文字
会話率:40%