(コイツの隣りに、俺以外の奴がいるのは嫌だな……)
歪んだ認知の仕方であった自覚はある。
自分の中に芽生えたアベニールへの気持ちに気づいたのはこの頃だ。
いや、もしかしたら気づかなかっただけで、もっとずっと幼い頃から胸の中にあった気持ち
だったのかも知れない
前作「簡単で確実な魔王の芽の潰し方」のクラストサイド。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-22 21:16:37
6711文字
会話率:34%
魔法適正を持つ子が希少になりつつある昨今、「魔法使い」と言うだけで引く手あまた、幼い頃より良家からの支援や縁談なども当たり前なこの現代において。
闇属性のみを持つ魔法使いだけは、後天的に魔王に変異する可能性のある者、「魔王の芽」と呼ばれる
。
「どうしよう、どうしよう~!オレ、闇しか適正なかった~!魔王になっちゃうのかな!?嫌だ~~!!クラスト~~!!」
こうして魔王はうまれませんでした。
コメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 12:38:30
3074文字
会話率:48%