生家・テスカ伯爵家の財政難により子爵令息に婚約破棄されたユラ・テスカは、数年経っても新たな縁に恵まれないでいた。そこで、婚姻を諦め働きに出ることに。姉の紹介で、王城メイドの職を得た。……はずだったのだが、何の手違いか与えられた職は『第三王子
の夜伽指南係』。しかし、ユラは処女だった。とはいえ、諸事情により辞退が難しかったユラは、幼少期に憧れていたセシル王子の夜伽指南係として腹を決め、互いの複雑な想い入り乱れる中、身体を重ねていくことになるのだった。
※R18シーンはその旨タイトルに書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 19:08:12
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会話率:49%