漢の丞相・曹操の元には隻眼の将軍がいた。
彼の名は夏候惇元譲。
曹操の命で|鄴《ぎょう》へ行った帰路、立ち寄るはずだった村が賊に襲われていると聞き駆け付ける。
だが、時既に遅く。
村は焼き払われていた。
そんな中、焼け残った家屋から若い娘と
赤子を救いだす。
夏候惇は二人を連れ帰り、着る物・食べる物・住まう場所を与える。
夏候惇は身なりを整えたその娘を見初めて、閨を共にする。
忠義者の堅物将軍と夫に先立たれた若い娘との恋物語
ハル様主催『真夏の蜜夜企画』参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-20 00:00:00
10750文字
会話率:51%