娼国、R国は葛城義和の日本経済改造論とサプライチェーンマネジメントで日本国を経済と政権、官僚の部分まで実質支配を手中に収めた。
娼国副主席北嶋真紀子の野望は完成しつつあった。だが、これを阻もうとフェミニストグループを擁護する残った最後の
強敵が居た。
R国北側の実力者湯野中配下が日本で工作活動をする。その行き過ぎが目立った殺人事件となった。
その目撃者である柿崎一行は証言に名乗り出ない。検察庁捜査事務官合原朋子は名乗り出て殺人事件の捜査に協力しない人物に納得が行かない。捜査に乗り出した。
柿崎一行はこの工作グループとは別ラインの工作員であった。故に証言など余計な行動はしない。更なる凶悪事件が起きた。これも同じ工作員の仕業である。
捜査事務官合原朋子は娼国を追及する最期の強敵栗山主任検事の信望者であった。
栗山主任検事は娼国、R国の大型贈収賄を暴いて傀儡政治家官僚を一掃しようとするガチンコで懐柔されない検事であった。
真紀子は栗山検事らがR国に乗り込むと推測した。これが予測違いであった。
以前強行捜査で娼国に潜入して掴まった元千葉県警巡査部長出水茉里は長い娼国拘留で真紀子の懐柔策に応じた。葛城義和のM奴隷になる事で家と金と一部の自由を得た。
以前に葛城内閣の資金源を暴こうとして捕らえられた竹内優子と田中道子はR国在留米軍に人身提供された。真紀子はその凄惨なSM拷問の挙句に悲惨な刺青をされる動画を見せながら出水茉里を懐柔した。
出水茉里元巡査部長は置かれた状況から今の自分は副主席の言葉に従うしかないと考えた。
栗山主任検事の捜査立件方法とその虎視眈々と迫る手法を葛城義和に話す。
出水茉里がフェミニストグループの思想を裏切った事で真紀子らは危機を回避した。
栗山主任検事らを闇に葬る作戦は柿崎一行が実行した。
真紀子らの説得で日本での経済進出に工作活動を断念して隠居した会長。栗山主任検事に協力した若い女性警察官二人はその怒りの捌け口に提供された。
この二人はR国で女性の尊厳以前に人の尊厳を根本的に踏み躙る壮絶な羞恥拷問を受けることとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-18 14:05:41
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華僑のナンバー2と目される汪の所有物でもある文礼は、彼が行なった藍澤興産への工作活動についてベッドの上で尋問される。文礼はあくまでも実家である蔡家の利益のためと答えるが、汪はその裏に文礼のかつての恋人である漣が絡んでいることを知っていた。
※掲載済みの小説『Breath』の続編になります。
※ブログで連載中の小説の転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-07 08:13:04
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