【アルファポリスより転載】
突然ですが、三連休の最終日からこんなものを書いていました(連載中のヤツはどうした?(汗))
2万8千字・・・もう既に最後まで書き終えていますので必ず「完結」します!ご安心ください(笑)
実は私、小説家、
劇作家の「岡本綺堂」(明治5年~昭和14年)に傾倒しております。
コナン・ドイルが創出して世界的に大流行した新ジャンル「推理小説」(探偵小説)と、江戸時代についての豊富な知識を見事に融合させた「半七捕物帳」で、日本独特のジャンル「捕物小説」の祖としても知られる同氏ですが、その美しく洗練された筆は本当に素晴らしいです。
素人、プロ関係なく「文章」を嗜むものはかくありたい・・・そんな美しくて格調高い文体が印象的な、まさに文豪!
そんな「綺堂風」・・・の構成・文体を拝借して(!)最近ちょっとハマっている民俗学の「日本の奇習」をテーマにして書いてみました。
「少しく」(少しと同義)など、現在はほとんど使われなくなった言い回しを含んでおりますが、これは「綺堂」風を演出するためのギミックとお考えください。
・・・・当然エロですけど(おいっ!やっぱりそうかいっ!そんなんでええのかっ?ええのんかぁ?)
内容は、ある地方に伝わる奇習がテーマです。
男の子の子宝に恵まれたい夫婦の妻が、三日三晩、村の外れにある社殿にこもって神様から子胤を授けてもらうという儀式「カムダネオリ」の奇習。
その儀式で、神様が降臨する「依代」(よりしろ)となるのが、村の〇〇歳ほどの少年三人なのです。
・・・・あっ、そうですか、やっぱりそうなりますかっ(笑)
「少年と人妻」(今回は熟女ではありません)モノですね!実にわかり易いですねぇ・・・わかり易すぎますっ!
【登場人物】
●T君
「私」の古くからの友人。
この奇習を村役場の資料室から「発掘」した素人民俗学者。
●宮内 光一(当時◯◯歳)
主人公(僕)、村の地誌編纂の為にこの奇習について語ってくれた古老。
●松村 ミヨさん(24歳)
隣村から松村家に嫁いできた女性。
嫁いでから3年経っても子供が出来ないため、村に伝わる儀式を頼むことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 21:35:54
32429文字
会話率:34%