新しい年が明け、丈二たち3年生の卒業まであと2ヶ月半に迫った。丈二は愛する優美とますます深く愛を重ねていた。
そんな冬休みも終わりに近い1月4日。姉妹校であるアメリカのクラーク高校から、都立京王高校と、阿佐ヶ谷第一高校を視察にきた4人の
教師たちの観光旅行に同行のため、英語が堪能な優美と小川校長、相田教頭、大畑教諭が、熱海、伊東、南伊豆の温泉へ三泊四日で出かけていった。
その日、丈二は祖父の言葉で〈おなじみ商店街〉に向かった。そこでウィンドーショッピングをしている同じクラスの吉田貴子(よしだたかこ)に声をかけた。
吉田貴子(よしだたかこ)は170センチの身長があり、顔もスタイルもよく、富岡や滝原と並ぶ美少女だ。だが、吉田貴子(よしだたかこ)は秘かに丈二に思いを寄せていたものの、以前の滝原直美(たきはらなおみ)のように性格的におとなしく、ほとんど目立たない存在だ。
吉田貴子(よしだたかこ)はクラスで自分だけが交際相手のいないことに悩んでいた。
丈二は吉田貴子(よしだたかこ)とお茶を飲みながら、祖父の言うとおり吉田貴子(よしだたかこ)の性格を明るく積極的なものに変えてやろうと決め、吉田貴子(よしだたかこ)をXカメラで撮影し、初日はラブホテル。二日目は吉田貴子(よしだたかこ)が好きだという富士山が見える山中湖畔のホテルで、初々しい吉田(よしだ)貴子(たかこ)を抱く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 23:52:29
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会話率:33%
今週も昭和の長閑な風景に馬場洋介が登場します。
受験勉強で山中湖の別荘にこもった女子高生に、ひと夏の想い出を書いてもらいました。
寒い年末なればこそ夏の温かさを感じてほしくて、この作品を選びました。
馬場洋介で検索すれば、これまで毎
週土曜日に掲載している「馬場洋介シリーズ」を百編以上を読むことができますので、正月休みにお楽しみください。
尚、馬場洋介の平成・令和の作品は「熟女のてのひら文庫」をインターネットで検索すれば無料で読むことができます。
すべてが10分読み切りの短編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 08:00:00
6710文字
会話率:17%