身長148cmの小柄な女性・白川ほのかは、自分の体型と運動音痴に長年コンプレックスを抱えていた。
ダイエット目的で訪れたジムで出会ったのは、192cmの長身で無口なトレーナー・瀬川蓮。無骨で無表情な彼の指導は冷たく感じられるが、実は驚くほど
丁寧で、少しずつほのかの心をほぐしていく。
最初は教える側と教わる側だったふたりだが、トレーニングを通して少しずつ心の距離が縮まり、触れ合う手、交わす視線に“それ以上”の想いがにじみ出すようになる。
しかし、互いに心惹かれながらも、蓮は「自分の体格では彼女を傷つけてしまうかもしれない」と恐れ、ほのかは「自分だけが意識しているのでは」と不安を抱き、気持ちはすれ違う。
それでも蓮の優しい手、守るような抱擁に、ほのかは安心を感じ、次第に「もっと触れてほしい」「この人に包まれたい」と渇望するようになる。
一方で蓮も、ほのかの小さな身体を愛おしく思いながら、彼女が差し出す勇気に心を動かされていく。
そしてある夜、ふたりは初めて互いの心と身体を重ね──
大きすぎる手で、小さな身体を抱きしめる。
それでも壊れないと、ふたりは確かめ合う。
「届かない」ことを恐れていた距離は、いま、そっと重なり合い、恋の体温となってふたりを包み込んでゆく──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 21:00:00
12058文字
会話率:38%
心に傷を負った女の子がそれを助けた男の子と大人になって再会し、お互い惹かれあい、幸せになるまでの話です。
ムキムキの大きな男が小柄な女の子を甘やかして、可愛がります。
話がなかなか進まないので、途中から1話の文字数を少しずつ増やしていま
す。
章を作ったのでサブタイトルの変更作業をしています。(変更は数字だけ、2月1日~)←変更作業済
出会い編は完結。
婚約者編がスタートしました。
毎日更新していましたが、現在不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 14:39:16
189387文字
会話率:14%