まあまあ長い戦いの果てに、魔王ヤガラセの悪足掻きによって精巣を乗っ取られてしまうルキ・ゴールドウッド。彼から作られる精子は間違いなく魔王の遺伝子を保有しており、彼が子を成せば世界にまた災厄が訪れる。故に王は苦い決断を下す。『世界のために頑張
ってくれたところ申し訳ないんだけど、お前が子供作んのだけは勘弁してね』と。共に魔王を倒すべく戦った少女たちと子作りの約束をしていたルキは彼女たちの人生を尊重し、他の男と幸せな家庭を築くことを泣く泣く応援するのだった。――表向きは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-16 18:54:31
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会話率:78%