快楽の祈りに目覚めた修道女イリナは、クラリッサの導きのもと、“福音”を伝える者として修道院の外へ派遣される。
その手にあるのは、官能と赦しが刻まれた写本。
言葉を読ませ、蜜で濡れさせ、膣で祈らせる――悦びと信仰の儀式。
初めて訪れた村の診療
所で、彼女は一人の少女・リリカの中に、
“神ではない悦び”の祈りを植えつけていく。
快楽が赦しとなり、祈りが蜜となる世界で、福音は静かに、しかし確実に拡がりはじめる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 10:16:07
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