■あらすじ
葦船町に住む二十一歳のかなえは、実は自分の生まれを知らない。
年齢も正しいか分からない、親も知らない、戸籍すらない女。
自分のアイデンティティーについて不安や恐れを秘める中、彼女は養父の娘である柊乃と共に町にうろつく不穏な幽
霊や、妖怪のようで妖怪でない、もう少し弱いけどいると人間に悪影響を及ぼす妖崩れ(あやかしくずれ)を祓う生活をしている。
かなえは特異な体にそれら幽霊や妖崩れを閉じ込めることが出来る。
自ら「檻」と呼んでいる体内に閉じ込め、それらの浄化をしていくのだ。
近頃町には行方不明者が出たと言う噂が流れている。それに呼応するかのように増える「ヤバい」やつら。
そんなある日、彼女は檻に「えっちな幽霊」を閉じ込めたまま、謎の機関の取り調べを受けることとなる。
彼らの調査からはなんとか逃れたものの、帰り道にまるで導かれるように自碁慮島(おんごろじま)にある洋館へとやって来てしまい…
気付けば見知らぬ土地。
不審者扱いで騎士団に捕らわれる。
檻を強化するのが難しくなった彼女は、思わず事情聴取のオッサン騎士に「はやくヤって」と懇願してしまい……
見知らぬ土地で、えっちな幽霊を抱えたまま囚われの身となってしまった彼女は、一体どうなってしまうのか……作者もよくわからない。
■作者が大まかに決めていること……
・ハッピーエンド
・主人公はかなえで、一人称語り。時折他者視点。
・公式キャラをサブキャラ扱い
・企画用オリジナルキャラ多数登場
・公式の追加情報次第で道筋変更
・つじつま合わせにアップ済部分を可能な限り改変しない(あまりに沿わない場合は改変も視野に入れる)
※こちらの作品は、公式企画「ブルームーンカクテル」参加作品です。
公式情報が徐々に公開されるという仕様のため、作者も大まかなエンディングを想像しているだけで道中のプロットなど一切組んでいません。
完結を目指しますが、企画終了時に未完になりそうな場合は申し訳ございません。
また、意図せず設定被りしてくる場合も出てくると思いますが、明確に設定をお借りした場合のみこちらに記載させていただきます。
※作中の設定の流用可(公式ルールをご覧ください)
♯BMC_使ってもいいのよ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 12:27:46
44941文字
会話率:43%