田岡実花子、三十二歳。
二か月前、入籍し、百合草実花子になりました。
やたらと植物っぽい名前になったなあと呟きつつ、新婚ライフを満喫中、のはずが。
「克弥さんと結婚したのってあんた? こんな地味デブと…かわいそうに。ねえ、さっさと彼
と別れなさいよ、泥棒猫」
唐突に修羅場勃発。
何故だ。
「動じないヒロイン」を書きたいなーと思って考えた話。ついでに、嫁にメロメロなダンナも書きたかった。そしたら、非常に残念な夫婦になりました…。前後編です。
※2015/5/23 更新予定のダンナ視点と辻褄を合わせるため、後編のラストに一行書き加えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-18 12:00:00
16102文字
会話率:43%