紫苑(しおん)先輩は、同い年の従兄である柊(しゅう)先輩に物心ついた幼い頃から恋心を抱いている。
が、彼らの仲は進展するどころか退化したまま年月だけが過ぎてしまっていた。
運命の輪が回り出すには、紫苑先輩には捨て去らねばならぬ過去への
苦悩があり、その過去への回帰がなされている途中、彼は突如天龍様によって天上世界へと連れ去られていってしまったのだった――。
従兄との思い出の場所でもある書庫にて半ばひっそりと暮らす、総受けな姫兄様・紫苑先輩が、身の内に潜む龍神に突き動かされるまま、本命である柊先輩と結ばれるまでの恋遍歴物語(の第二部)†
天上界において天帝として君臨している玉翔(ぎょくしょう)との密約を交わすまでのお話は【過去回帰編】の方に残っているので、初めて読まれる方は【過去回帰編】を先に読んで下さると幸いであります°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この天龍様×依り代である天上編は、水仙でっす(*ノωノ)
水仙とは、同じ姿の者同士の恋愛の事を指します。苦手な方は、どうか御遠慮を。
でも、美形×美形ではあります♪
あと、オメガバース風?になる予定。そっち系が苦手な皆様、御免なさい…( ;∀;)
※ この作品は「pixiv」にも掲載しています。(但し、2023年8月1日現在は非公開)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 20:46:52
13105文字
会話率:51%
現在連載中の『世界の片隅で、書庫に眠るは麗しの君』と同シリーズの番外編です†
『世界の片隅で~』終了後に執筆予定の本編となる『世界の中心で、書庫に眠るは麗しの君(仮)』に先駆けての番外短編小説となります……ちょっと順番的に複雑な感じと
なってしまいましたが……。
柊先輩と、彼の愛しの君である姫兄様・紫苑先輩が結ばれてからの物語。
ほんのちょっとほろ苦くも甘く、そして甘くて甘い、彼らの新婚生活をちょっと一足早く覗き見する――そんな短編集。
あくまで番外編な為、『世界の片隅で~』などの長編連載の合間を縫って書きたくなった時に書く感じとなるので、不定期連載となります。
そして、ちなみに、これは他のサイトには載せる予定は今のところありません……(*ノωノ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 06:13:35
3827文字
会話率:52%