香耶国の王都にほど近い街・水真の花街で妓生として暮らすリョンファは、舞の名手として名をはせていた。あるとき、リョンファは隣国・暁津国の武人である斉賀幸信をもてなすことになった。その最中、賊に襲われ、二人は妓房から逃げ出す。妓房に戻れなくなっ
たリョンファは、幸信と共に王都へ向かうことになる。
暁津国との戦争によって孤児になったリョンファは、初め幸信に対してよい印象を抱いていなかったが、しだいにその優しさに惹かれていく。
妓房を襲った賊に追跡されながらも、二人は王都を目指す。賊は、幸信が持つ香耶国王へあてた密書を狙っていた。幸信は密書と引き換えにリョンファの身を守るため、賊を雇って自分を襲わせた一味に投降する。だが実際は、密書は幸信の策により、すでに香耶国王へ届けられていた。それを知ったリョンファは、幸信の救出へ向かう。無事幸信を助け出すと、二人は互いの気持ちを確かめ合い、結ばれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-08 23:20:43
62425文字
会話率:41%
勉強中の儒生が、叔父に連れられてきた妓楼で、琴の音に誘われて庭に出ると、ひとりの名妓が琴をつま弾いていた。その名妓が語る悲劇とは。
韓国ドラマ女人天下で知った「童女」の風習に基づいて書きましたが、もしかしたら女人天下オリジナルの話なのかもし
れません。
いくらググっても、そういう話は出てきませんでした。
ちなみに、この話は女人天下二次作品ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-26 01:12:02
2895文字
会話率:33%