妹と共にVRゲームを楽しんでいた僕は、突如としてデスゲームに囚われてしまう。
いまだ幼さを残す妹は僕にとって、絶対にゲームオーバーできない理由だ。
絶対に二人でクリアしてみせる。
そのために僕は妹を鍛え上げ、僕自身の装備も慎重入念に選んだ。
結果卑猥な女装姿になってしまったけれど、性能には代えられない。
剥き出しの“オトコ”に倫理コード対応ジェルコーティングを施し、妹の支援魔法を受けて僕は攻略の先駆けとなる。
苦労の甲斐あって無事二人ともクリアできたけれど、目を覚ました僕は病院のベッドの上でかつてないほどの夢精を重ねていたと知ったのだった。
VR世界を夢と呼ぶならば、それは確かに夢精だろう。
射精機能だけは衰えるどころか、逆に鍛えられた奇妙な事件だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 12:00:00
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会話率:8%