「新婚さんですか? 良いですね~」仲居さんに勘違いされた暁姫 (あきひめ)は恥ずかしそうではあったが、満更ではないといった雰囲気。妖狐の暁姫は想い人である新屋想汰 (あらやそうた)と2人で温泉旅行に来ていたのだ。想汰は純粋に喜んでいたが、暁
姫には想汰に言えない隠し事があった。それはこの温泉宿には《子宝の湯》という、子宝に恵まれる妊娠祈願の温泉があったのだ。その温泉に入り愛の営みを行えば妊娠間違いナシ! と言われる程の噂。暁姫はそんな温泉に入り、たっぷりと想汰に可愛がられる事を想像して心踊らせていた。
※前作『その願いは意図せず叶った。』の続編となります。ここから読んでも問題ないような構成となっていますが、興味がある方は前作を読んでからこちらを読んでいただいた方がより楽しめると思います。本当にただイチャイチャするだけ。ラブラブで甘々なお話をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 11:54:37
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会話率:36%