親姉妹にすら疎まれる程の醜男である高校生”神木 隆也”。
ある日、隆也が目覚めると自分を膝枕している女性がいた。話を聞けば、隆也は街道で行き倒れの様な状態で、其処を馬車で通りかかった彼女が拾ってくれたらしい。
隆也を助けてくれた女性は、”ル
ーゼン王国”の第二王女 ”イリーナ ウル ルーゼン”だった。
イリーナは隆也を『稀代の美男』と評し、自らを『呪われし醜女』と評した。
しかし隆也から見れば、イリーナは絶世の美女にしか見えない。
そう、隆也は美醜観念が逆転したファンタジーの世界に転移してしまったのだ。
『稀代の美男』たる隆也は、名目上はイリーナの私的な下男として使え、その容姿を駆使してイリーナの為に力を尽くす事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 23:00:00
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