女子大生限定の下宿──その名も「乙女荘」。
古びた木造二階建てに、フェロモンと情緒とPMSが同居する、ちょっと特殊なシェアハウス。
そこにただ一人の“男”として住まうのが、俺──滝川 凌(たきがわ・りょう)、二十歳。
家賃ゼロ、代わりに家
事全般を引き受ける「お世話係」というポジションだ。
女子たちからは「便利な白子」「変態家政婦」などと言われつつ、
俺の仕事は、炊事・洗濯・掃除・悩み相談……そして、女たちの性欲処理を“お手伝い”すること。
だが俺には、誰にも言えない“異能”がある。
それは──
女の匂いに、異常に敏感すぎる嗅覚。
下着についた柔軟剤と汗の香り。
排卵期特有のフェロモン。
シャンプーの銘柄、ボディミルクの残り香。
そして……“理性の崩壊を予告する香り”──。
そう、俺は「嗅いだだけで、女の状態がわかってしまう」呪われた男だった。
だが、それが最悪の地獄を招く。
年に二度、乙女荘全員のPMSが同時に訪れる“血月週間”がやってくる。
暴走する筋肉女子。
感情と快感を論理で捩じ曲げる才女。
無言で追い詰める文学系変態。
小悪魔ギャルによる暴力的愛撫。
さらには伝説の元ヤン姐御と、絶倫杭打ちガン男まで参戦──!?
俺は、白子としてこの地獄を生き抜けるのか。
それとも、女神たちの愛と性と羞恥に“干からびて”終わるのか──
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筆者構想のもと、ChatGPTと共に言葉と快楽を共創する、香りフェチ青春性喜劇、開幕。
各エピソードの★は、筆者が特にお気に入りのものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:00:00
99258文字
会話率:32%
ロゼリア王国伯爵家の次女、イザベル・ザハラは今日も不機嫌だ。女騎士の彼女の周りは汗臭くむさ苦しく、無駄な筋肉で溢れている。ある日縁談を断り続ける彼女の前に理想の伴侶が現れた。天使と見紛う美少年に一瞬で虜にされたイザベルは法を変え、既成事実を
作ってでも彼を傍に置こうと決意する。が、それを阻む邪魔な存在が一人――。彼女の副官であり、天使の兄のイルセだった。彼は言う。「私はあなたの下僕になりたい」と。◆変態下僕とショタコン女騎士のラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-04 15:33:52
22871文字
会話率:40%