どこか遠いところに行きたい。誰にも告げず、ひとりで――。そう思い立ったら、鞄ひとつ手に持って新幹線に乗っていた。国会議員の息子、御堂義幸とこのまま結婚してもいいのか自信が持てない華月のマリッジブルーの行方。◆ハル様主催【寒の夜、あったか酒企
画2016】参加作品。【熱帯夜酒企画2015】の短編、「秘密の媚薬」の続編です。読まなくても問題はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-23 20:03:28
7147文字
会話率:26%
誰にも言えない秘密を抱える者に、癒しを与えるバーのオーナー華月には、特異な特技を受け継いでいた。彼女が作る酒には、自白剤のような作用がある。訊かれた質問を気持ちよく答える彼らから、必要な情報をパトロンであり遺伝子的な父親である男に提供する。
報酬を与えられ、情報屋のような仕事をする華月のもとへ、ある晩ひとりの客が現れた。父親と敵対する派閥の国会議員の息子、御堂義幸。彼の思惑は一体――? ◆ハル様主催、熱帯夜酒企画2015の遅刻参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-03 15:05:42
11449文字
会話率:43%