ここはシーズランド王国、豊かな国。
一人の王様と、春夏秋冬それぞれの季節を司る女王(妃)がおり、
交代で「四季の塔」に住むことになっていました。
たとえば春の女王が塔に入れば春が訪れる、といった感じです。
さてさて、女王も人間。ある年、冬
の女王が塔に引き篭って出て来なくなったのです。
一面は凍土と化し、国民は寒さと飢えに苦しみました。
困りかねた王様・アントニウス種無王は、お触れを出します。
「女王を無事に交代させた者に、褒美を取らせよう。何でもいいから」
その頃、春の女王は――
極悪・陰湿・根暗……個性豊かな女王たちによるエッチなエキセントリック童話。
冬の童話祭2017没作!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 20:39:01
8051文字
会話率:27%