S女の調教の続編のようなものを書いてみようと思います。
部下の篠原明夫の結婚式に出席した山岡竜司は、新婦の美優が愛くるしい童顔ながら肉感的な身体をしているのを見て邪な気持ちを抱いた。
山岡は部長の立場を利用して新婚三カ月の明夫をマカオ
の支社に欠員が出たことを理由に急遽単身で赴任させる。
明夫の妻、美優を内密な話と称して呼び出した山岡は、今回の赴任は実は明夫のミスに対する懲罰である、と嘘を吹き込む。
そのミスとは大事なクライアントへのプレゼンをすっぽかし同席していた社長の逆鱗に触れてしまった、というものだった。
山岡は明夫が以前から営業の外回りの途中で自宅に立ち寄り、美優と密会していることを知っており、それが原因であるかのようにほのめかし、美優に罪悪感をうえつけた。
さらに山岡自身もそれにより減給されたと美優を追いつめた。
会社の裏で行われてきた慣例として、ミスをした夫を妻が身体を上司にさしだすことで切り抜けたと騙し、もし美優が山岡に一晩だけ肉体を捧げるなら社長にとりもってもいいと告げる。
その場では断わった美優に山岡は謝罪しながらも、夫の明夫には今回の赴任が懲罰であることは絶対口外しないよう口止めする。
一度は山岡の申し出を断った美優だが、夫が更に劣悪な環境に立たされていくことを知って山岡に承諾の連絡をいれる。
ホテルに連れ込まれた美優は夫の拙い絡みとは比べ物にならない山岡の手管に、新婚三カ月ですっかり肉欲に芽生えた身体を、心の拒否と反比例に、とことん燃え上がらせてしまう。
一方、山岡は明夫のもとにSMパートナーである、山峰沙耶を送り込む。
沙耶は山岡にサディスティックな調教を強いられているが、実は自身もS女であった。
沙耶は、久しぶりに山岡の監視がないマカオで明夫を存分に楽しむ。
山岡の淫靡なテクニックに強い性欲を引き出され、肉欲にさいなまれる美優に再び山岡から呼び出しがかかる。
心では夫に貞操を誓う美優に山岡の本格的な調教がはじまる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-03 18:55:59
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