月初着陸です。
なろう連載中の「蒼天の月」のR18部分、許平君とその夫劉病已(後に改名して劉詢)の初夜。
本編ではさらっと流してしまった、第一章の「はじめての祝言」の終わり部分から「初夜」と、その続き。第二章冒頭「後朝」の手前あたりになり
ます。年齢は夫十六歳妻十四歳の設定です。
台詞そのものは追加増量しまくってますが、大筋の変更はありません。
2023/07/22題名変更しました。旧題:赤竜の子は月を抱く
内容と題名の中身が不一致だったのにふと思い至りまして、修正。奥さん視点なので。
基本設定としては
1.同姓不婚→同姓(男性が王さんなら女性の王さん)は結婚出来ない。
2.偏諱→本名を呼ぶことは失礼なので、上位者(親・上司・皇帝など)以外は呼ばない。
3.女性の結婚は父親が決めて、新婚初夜に初めて夫婦が顔を合わせるというのも良くある。
4.子供同士が幼い内に両親が決めて婚姻を結んでおくこともよくある。
婚姻可能になるまで実家で過ごし婚礼を行うので一般的な婚約状態に近いけれど、周囲の
認識は婚姻状態であるため、男性側が死去すると女性は未亡人の扱いになる。
5.題名は、前漢の高祖劉邦が「赤竜の子」であるという伝承から、その子孫である劉氏の子の意。
月は女性の象徴。劉さんちの子が女の子(というか新婚初夜なので奥さん)と致しているという意味。
色々小難しい設定ばかりで申し訳ありませんが、本編より糖度大幅増量を楽しんで頂けましたら幸甚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-20 00:00:00
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会話率:46%