ある時より池の畔に赤子が打ち上げられるようになった。その数は数十人。なぜこんな現象が起こるのかと思っていたところで、やっと会話のできる少年が現れ、その事実を聞かされる。
”ここ”は死後の世界。
打ち上げられた赤子らはみな、人身御供だった。自
分は神でもなんでもないため、これ以上人が増えては困ると考え、少年の背中に残された跡をヒントに元の世界へ送り返す決心をする。しかし、平穏な暮らしは少ししか続かなかった。
(§2023/6/9:日間短編BLランキング13位§ありがとうございます!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 19:04:36
6485文字
会話率:45%