学校に一人はいるお調子者な三枚目。
ただし、自称だ。
役者顔の「天性のタラシ」芳次には江戸時代の遊郭で働いていた『太鼓持ち』である前世の記憶があった。そこそこ売れっ子で人気のあった遊女である母親が避妊に「失敗して」産まれた前世の芳次は、その
容貌故男や年増に狙われることも多々あった。
俺は芸を売る。色は売らない!
男芸者になるために芸を磨く芳次に、あったらしい『天性のジョブ』は、『太鼓持ち』。
俺‥改め、三枚目『太鼓持ち』の「あたし」の話芸でお客様を楽しませます☆
郭(あそこ)が総てで、あそこ以外知らなかった。あの仕事以外ないって思っていた。
生まれ変わってもそんな『呪い』から解放されないそんな芳次が気になって仕方が無い、同じ『前世持ち』の隆俊さんと芳次の『自分探しの旅』延長戦のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 11:31:12
127880文字
会話率:19%