祥子という少女は風貌に恵まれた両親から生まれ幼いころから異性からは性的視線を受け、同性からは妬み羨望虐めの対象とされ自ずと人とかかわることができないでいた。父は自身が小学校3年生の時から海外に単身赴任しており数か月に一度夜中帰ってきては母の
雫と夜の営みをして翌朝にはまた赴任地へと旅立っていくのであった。
日々ストレスにさらされ、いつしか祥子は自分がまるで他人のような、そんな錯覚をおぼえるようになった。それからは女子同級生に陰口を言われているのに気づいても、男性教員からの過剰なボディタッチやかつてはパニック状態になっていた通学時見知らぬ男性からの痴漢行為も冷静に、我慢できるようになっていた。
そんな崖っぷちにいる精神状態にいると気付いた周囲の優しい男たちと祥子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 22:50:43
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会話率:8%