一人旅を好む晃は、金沢でふらりと見知らぬ古びた小さな小料理に入った。
不思議にも若めの女将だった。
いつの間にか、意気投合、そして翌日に兼六園を二人で歩く約束をするけれど・・・
束の間の男女では終わりそうにない。
最終更新:2019-01-17 21:00:00
6888文字
会話率:48%
彼、諏訪(すわ)東吾(とうご)は、私、石沢(いしざわ)雪(ゆき)の許婚。親同士の約束で、生まれる前から決まっていた相手。遠くの町に住む、八つも年上の許婚を意識し始めたのは、二十歳を迎えたあの頃。私に届いた一枚の絵はがき。熱が伝わる彼の文字と
、真っ白な雪の庭園――
※全4話 ※個人サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-26 14:00:00
14415文字
会話率:35%