それは、政府主導の少子化対策、子作り推進が導入されて、数十年後の世界。
涼水ヶ原(すずみがはら)総合学園は、涼水ヶ原高原という高原地帯に作られた、学生数二万人を超えるマンモス学園である。
近代的な校舎ビルや施設は、全国の学生たちが
憧れるものであった。
学園周辺には住宅地はもちろん、まるでマンションのような学園寮、コンビニ・娯楽施設・繁華街までもが建ち並び、さながら学園都市の様相を呈している。
学園が、生徒が人と経済を呼び込み、今後も涼水ヶ原は発展を遂げていくだろう。
何故このような学園が生まれたのか、それは政府の"少子化対策"の賜物である。
学生のうちから子作りを推進する政府の政策は功を奏し、それは多くの子供を誕生させ、これほどまでの巨大学園を必要とするまでに至った。
主人公・市倉結鷹(いちくらゆたか)は、つい先日学園に転校してきた男子生徒である。
だが巨大な学園の構造に慣れず、よく迷子になっていた。
ある日、いつものように迷子になっていると、彼はあまりの空腹に行き倒れてしまう。
そんな彼を助けたのは、一人の金髪陽キャなギャルだった───
※本作品には、認識異常わからせ躾けなかよし、などの表現があります。よくわからない場合は、読まないことをおすすめします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:08:24
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会話率:57%