フーシャ村のアルスは幼馴染の恋人リーシャに婚約を申し込んだその日の夜、悪夢を見た。
近い未来、邪悪な領主の魔の手にかかりリーシャが寝取られてしまう夢だ。
目が覚めても夢の中で拷問され殺された痛みが消えなかったことから、それを未来からの警告
と受け取ったアルスは村のご意見番である魔女の大ババの元へ相談に向かう。
「これは大いなる災いを告げる天啓やも知れぬ。世界に邪悪が蔓延らんとするとき、光の神は人の子に啓示を与えその運命を回避させんとすると聞く」
大ババいわく、アルスには光の神に与えられた運命を変える力があるらしい。しかしその力は眠っており、芽吹かせるにはある条件が必要なのだという。
「どうすれば芽吹かせられますか」
「お主、魔物狩りになれ。あとはリーシャとズッコンバッコンしまくれば完璧じゃのイーッヒッヒ!」
種が芽吹くための土壌となる肉体を鍛え、魂を潤す水と光の役割りを果たすリーシャと交わることこそが力を発芽させる条件だと知ったアルスは、村のはずれに住む魔物狩りのドズの下を尋ね彼に弟子入りを志願する。
サブタイに★のついた回は大抵ドスケベです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-09 12:00:00
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会話率:42%