第31回フランス書院文庫官能大賞二次選考通過作品。
滑り止めの大学受験を再来週に控えていた長巻 賢太(ながまき けんた)はその日、妹の楓(かえで)と親友の壮一郎(そういちろう)がセックスしているところを目撃してしまう。それから数日、賢
太達は今までと変わらない生活を送っているようにも見えたがその日常は変化しつつあった。
心のどこかで楓を妹ではなく異性として意識していた賢太、その彼の劣情を暴走させるキッカケとなる出来事が金曜日の晩に発生してしまう。
その日の夕方賢太が晩飯の準備に取りかかっていると、慌てた様子で帰宅した両親の口から楓が母親の亡くなった妹の娘であることが告げられた。困惑するふたりをよそに両親は彼女の実の父親の葬儀に向かう。
より一層彼女を異性として見るようになってしまった賢太はその晩、欲望に身を任せて楓を襲ってしまった。とても哀しい出来事のはずなのに、兄との情事に感じてしまう楓。
いけないことだと知りつつもセックスの快楽に溺れていくふたりは、都合の良い言い訳を使い始める。
『これはおまえ(わたし)が次に壮一郎(壮ちゃん)とする時の練習だから……』
そして今日もふたりの秘密の交配練習が始まった……。
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アナル描写のある回はサブタイトルのうしろに【A】表記を付けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 12:00:00
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