『そばにいるだけで元気になれる』と評判のデラニーは、ちょっと不思議な癒やしの力を持っている。
ただし魔法使いが多く活躍する貴族社会で、魔法がいっさい使えない。
この力をもっと役に立てることができたらいいのに。
そう思いつつも、これとい
った方法を見つけられないまま18歳になったデラニーは、文官見習いとして王宮に上がる。
ある日王宮の廊下を歩いていると、奇妙な声が聞こえてくる。おまけに謎の黒い靄まで発見してしまう。
あれはなんだろう? 声と靄に導かれた先で出会ったのは怪物――ではなく、かつて邪竜を倒したといわれる英雄の一人クリード。
美貌の大神官だったはずの彼は、討伐の際にひどい穢れを負ってしまったが、なぜかデラニーに触れていると元の姿に戻れるらしい。
「今この瞬間、きみを好きになりました。どうかきみと結婚する栄誉を僕にいただけないでしょうか?」
出会って秒で求婚してくるクリードにびっくりするものの、穢れによって苦しむ彼を気の毒に思ったデラニーは、「穢れがなくなるまで」という条件つきで結婚を承諾する。
ほんの少しの間彼に触れるだけでいい。そんなふうに軽く考えていたが、クリードの穢れは思ったよりもひどく、さらなる接触が必要で――?
「……えっ? け、結婚ってそういうことだったんですか!?」
お人好しで超鈍感なヒロイン × 優しい男に擬態したソフトヤンデレヒーロー 慈善のための結婚のはずが――?
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◯完結まで予約投稿済み(約12万字)
◯軽い性描写には☆、しっかり性描写には★マークあり
◯pixivにも掲載中
────────────────────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:00:00
135935文字
会話率:34%
香夏子と秀司と聖夜は同い年の幼馴染。
香夏子は聖夜が好きだが、幼馴染以上にはなれず三十路を越えて焦る日々。
そして、10年間も音信不通だった俺様男、秀司が帰国した!
本気の恋に踏み出せない香夏子の前に新たな道が開ける……かも!?
*第12
回アルファポリス恋愛小説大賞奨励賞*
【再掲載】自サイトにて2009/06/08~2010/02/25連載初稿を一部修正・改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 18:00:00
272573文字
会話率:45%
長年同棲していた彼氏と別れて一人暮らしを始めた私。安い家賃に惹かれて引っ越して来たその部屋にはなんとちっさいおっさんが住んでいた。スケベでいたずら好きのちっさいおっさんとエッチ大好き淫乱潮吹き体質の私がおりなすコミカルなストーリー。
失恋し
た時に読むと元気になれる……かも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-31 22:00:00
41539文字
会話率:26%