辺境伯の娘イリーナは、父の領地を魔物から守る軍人をしている。
あるとき軍務で王都に出かけた際、第二王子の身代わりで寿命を縮める呪いにかかってしまう。
【この世でもっもイリーナを愛する者】と契りを結ぶことができたら、解けるはずの簡単な呪い。
しかし父や兄弟に溺愛されて育ったイリーナは、彼らに迷惑をかけたくなくて潔く身辺整理を始める。
【この世でもっもイリーナを愛する者】とは、父か兄たちだと信じたのだ。
ところが、懐いている飛竜の移譲について副官兼士官学校時代の同級生でもあるカイラスに相談すると、普段は陽気な彼の雰囲気が一変した。
なぜだかイリーナが結婚して職場離脱すると信じ込んだ彼は、恐ろしい形相で相手は誰だと問い詰めてきた。
鈍感かつ空気読めなさそうなヒロインと、空気読めすぎて十数年耐えてきたヒーローの、いろいろすれ違っている物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:39:51
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会話率:28%