鈍くて鈍感主人公が異世界に行った。言葉わからない。鈍感にマイペースに時々しょんぼりしながら生きていく。マッチョな騎士さんが面倒を見てくれることになったけど、汚部屋すぎていやぁぁぁぁぁぁぁぁ。お部屋を綺麗にしたり勝手にものを捨てたりする話。
最終更新:2019-05-12 21:12:12
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会話率:38%
世界は今日も平和です。
一般的に人は人を愛し、評価し、お世話をしたり、育てたり、協力したり、殴って蹴って脅迫し、簒奪し、時には殺し、もしくは権利を奪い、国境地帯の主権を求めて戦争を起こしたり、主張が違ったりイデオロギーとしてそもそも決定し
たかのように特定の異民種を重労働させたり、戯れで殺し会わせたり、科学技術の発展に寄与させようと考えた善良な科学者によって脳に電極をぶっ刺されたり、気分ひとつで銃殺したり銃殺されたり、安住の地を求めて難民になってみれば国境地帯で蜂の巣になってみたり、はたまた、領土拡張政策によって次第に人的資源やインフラが覚束なくなり最終的に5か国に挟撃されて負けそうになったので自国内での核分裂爆弾の使用に踏み切って大切な大切な自国民と一緒に敵の侵攻部隊を蒸発させてみたり、戦争反対と主張していたマスメディアが都市部に爆弾テロを起こされた瞬間から戦争推進派の先鋒に変わってみたり、喰うに困ってすり寄ってなついてきた猫を縊り殺して焼いて喰ったり、厭戦感情に突き動かされてデモを行った国民達が居並ぶ国防軍に容赦なく銃殺されたりと、とてもとても平穏な世界が続いていました。
そんな平和な世界を存続させるために世界は世界の中心で愛を叫ぶために、とある機関を発足させました。
その機関のお陰で今日に至るまでの平和な日々はより一層強固に保証されているのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 13:54:50
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会話率:25%