高校二年生の東條幸影は、根暗で小太り。「キモイ」とか、「汚い」と言われて、これまで生きてきた。
そんな彼に、これまで彼女は一人もおらず。そんな環境だったからか、彼はいつしか「汚す」という事に興奮を覚えるようになっていった。幸影は、放課後など
に教室に忍び込んでは、女子の体操服や制服を使ってオナニーをしたりしていたのだ。
しかし、これまでばれずにいたその行為が、ある日偶然ばれてしまう。「終わった」と、そう焦る幸影だったが、見つけた少女は一つ提案をしてきた。
「その薬を摂取すれば、貴方は。もっと具体的に言えば、貴方の精液が、特別製になります。一滴でも体内に取り込めば即発情で、子宮に注がれたら最後、一生貴方に尽くす様になる。どうですか、凄いでしょう?」
幸影は、この怪しげな薬を飲むことで力を手に入れた。ファンタジーの物語に出て来る、オークのような、そんな力を。
「クククッ! 女はみんな、俺の物だ!」
幸影は、自らの精液を武器にして突き進む。
気に入った女を、手に入れるために――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 22:57:40
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会話率:35%