この物語は、著者が、10数年以上もかけて書き上げた、近未来SF・推理・エロ等が、混在した異常な小説である。作品の特異性では、日本三大奇書の「ドグラ・マグラ」にも近いとも言える作品だ。さて、前置きはここまで。
主人公の私は、遠距離恋愛の彼
女との初Hに望むも童貞だったため、心理的インポになり、失意のうちに北陸新幹線で大阪から故郷の金沢に帰る途中、如何にも風変わりな人物と出あうのである。
その人物が読んでいる本は医学論文であり、主に男性器の解剖図であったため、泌尿器科の医者と考え、私は、思い切って初H失敗の相談に乗ってもらったのだ。
その人物は、金沢市で泌尿器科・外科をしていると言う。
そこで、ノコノコその人物について行ったのだが、その人物の病院には、世にも奇妙な「人工男根」の試作品が数多く並んでいたのだった。
そして、一瞬の隙の間に、私は麻酔薬を打たれ、目がさめた時、世界で最初の「人工男根」装着者になってしまう。つまり、無理矢理、埋め込められてしまったのだ。
で、ここから、私の、無茶苦茶な人生がスタートするのだ。
何しろ、この「人工男根」とは、長さ・太さ・持続時間・性欲・射精感覚の全てが、カード型のリモコンでコントロールできると言う触れ込みなのである。
そして、女子医学生との、初の「人工男根」の稼働実験。…狂った猿のような、私の挿入画面を見せられた時の私の衝撃の大きさ。
だが、この「人工男根」には、実は重大な欠陥があったのだ。リモコンを無視しての「暴走」である。小学生の担任でもあった私は、卒業式の翌日、この「暴走」により教え子を陵辱し虐殺してしまう。何とか少女の死体遺棄に成功するも、やがていずれは捕まるだろう。
このため、追い詰められた私は、大上博士の超美人の一人娘を強姦して、死への道を選ぶことに決めたのだが…。
だが、ここまでは、この物語の、ほんの序章であり、この「人工男根」の研究には、世界的に有名なアメリカの会社2社が、絡んでいたのである。
では、この物語は、その後、どのように進んで行くのであろうか?
その世界的に有名な2会社の真実の目論見とは一体何なのか?
そして、世界で、最初に「人工男根」を埋め込まれた、この私の運命はどうなるのであろう?
貴殿は、この物語の最後まで、着いて来れるだろうか?はなはだ疑問なのだが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 19:52:19
8290文字
会話率:11%