時は平安末期。
伊豆に配流となった源氏の御曹司がいた。
彼の最初の恋はあっけなく終わり、愛する人を奪われ、我が子も失った。
それも、愛しい人の父親の手によって…。
それ以来、彼の心は闇の中にあった。
そして、彼は決めていた。
『もう二度と誰
かを愛したりしない』
そんな彼の前に現れたのは気が強くて優しい『陽だまりの』ような女性だった。
彼の二度目の恋が始まろうとしていた。
ととりとわ様主催『悶えるおっさん企画』参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 22:18:56
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会話率:53%