異世界から招かれて二人の魔王の伴侶となった、体液が魔力の素になる少年・佐藤夕貴は、空前のモテ期を迎えていた。が、それは魔族の男限定で、彼らからラブレターを貰ったり熱っぽい視線を感じる日々。しかし、伴侶であるアランとヴィリーは、「ユーキの体に
は触れさせない」と言うだけで、ろくに嫉妬もしてくれない。
そんなある日、夕貴の前に現れたのは、アランとヴィリーの従兄弟であるローゼンという美しい青年。彼もまた、夕貴に好意を抱き始めていたのだが、何やらアランとヴィリーが夕貴に隠している「ある事」を知っているようで……?
※前作「次代の魔王選定の鍵は俺!?(https://novel18.syosetu.com/n3950ih/)を読んでからこちらをお読み下さい。
※露骨な性描写、軽い暴力的な描写が予告無く入ります。ご注意ください。
※キーワードをご確認の上、苦手なものがある方は閲覧をお控え下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 21:00:00
6025文字
会話率:46%
西暦2666年。
かつて国同士が争っていたが、いつのころから現れた魔族という存在という共通の敵によって人類の心は一つになっていた。
だが、人は知らない――。
魔族には二つの種族が居て、人を襲う不死王と呼ばれる王が生み出した魔族と
人と共存を望む獣王と呼ばれる王の生み出した魔族がいる事を。
そして、魔族という存在は人間の欲望によって生み出されたものであるという事実を。
人間と共存を望む獣王に助けられて、人間や不死王の眷属から獣王の眷属を守るために力を付けた少年冬嗣は人でありながら獣王の懐刀として戦う日々を選ぶ。
愛する王のために。
王と、王の愛する同族が人間と共存できる方法が見つかるか。かつて人間だったのに魔族に改造されてしまった王とその王の同族が人間に戻れる方法を見つけるまで。
一応BLだけど、その要素が少ないかも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-09 13:00:00
40272文字
会話率:37%