そこは、異形の戦国時代――。
かつて地上に殺戮と淫虐を振りまいた魔人が、この世に復活した。
風前の灯となった摩耶(マヤ)の国の姫・葵(あおい)は、地下に封印されていたもう一人の魔人をよみがえらせて、これに対抗しようと考える。
しか
しその魔人は、「血の契り」をもって力を復活させるためには、姫との交合が必要だという。
それに我慢ならなかったのが、姫を主君と慕う、くの一の蘭(らん)。
自分の力で魔人を討つべく、敵陣へと乗り込むのだが――。* * * * *
大昔に挑戦した官能小説第一作目を、令和の時代に引っぱり出してきて改稿しました。
原稿用紙100枚超の中編(予定)。
架空の戦国時代を背景に、魔人同士の戦い、お姫様やくの一の艶やかな性描写を盛り込みます。
少しでもお気に召していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 11:14:33
36115文字
会話率:26%
――そして、ひとりきりの夏が来る。
ある冬の夜、なつは路上でひとりの青年を拾った。
名乗らないその青年を「太郎」と呼ぶことにして、ふたりの共同生活が始まる。
脛に同じような傷を持ちながらも命が交わることのないふたりの、それぞれの過
去、共に過ごす日々、そして「その先」のおはなし。
<注意>
「ハッピーエンド」とは言いきれない終わりを迎えます。
のろのろスピードで執筆・掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-11 00:00:00
1245文字
会話率:30%